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2014年1月8日水曜日

こんな京都にしよう!みんなの「望」み世直しアンケートのお返事 


福祉保育労働組合左京支部のみなさん

 

あけましておめでとうございます。先日皆さんから頂いたアンケートと「聞きたいこと」へのお返事が遅れてしまって申し訳ありません。

早速ですが・・・。

保育も教育も、そして私がかかわる医療も含めて、広く社会保障としてまとめられる分野に対して、公的責任を回避して、国の負担を減らし市場原理を導入しようとする流れがどんどんと強まってきています。さらにもっと広い視野で見れば地方自治体の財政も減らされ、農業や中小企業への支援も減らされ、非正規労働者がどんどん増えるなど、私たちの生活のほとんどすべての分野にわたって、まずます厳しさが増してきています。これまでも知識としては知っていたつもりですが、京都を南から北まで、まだまだ不十分ですが、多くの方のお話を伺って、実態の厳しさをあらためて教えられた次第です。根本にある、大企業とアメリカの顔色ばかり見て、大多数の国民のことを考えない政治は変革されなければならないし、すべての困難に共通する相手は同じですから、今後国民の運動を一層大きくしていくこと可能性は十分にひろがってきていると考えています。

その中で京都府が変わることが、国の政治を変える第一歩になることが期待されているとともに、今京都でできることをきちんとやっていかなければならないと思います。

さて、これを前提として保育について考えていることを書きます。

保育の仕事は子どもたちのいのちの安全を守ると同時に、その成長と発達を支えていくという、極めて専門的な力が求められる仕事です。子どもたちが本来もっているいろいろな力を引き出していくこと、また親同士のつながり支え合いを築くことなど極めて多彩な内容を含んでいます。もちろん医療にも、障がい者や高齢者の介護にも相通じる内容ですが、対人的、継続的サービスというものは相手の状況を的確に理解し、相手に応じてそれにふさわしいサービスを提供しなければならないわけで、それだけ責任が重いものです。話を保育に戻していえば、皆さんが子どもを守り育てるプロとして、その力量を高め、その条件を豊かにしていく、それを保護者と一緒になって進めて行くことが求められているのだと思います。

前述のように保育をめぐる政治の動向は決して甘いものではありませんが、皆さんがプロとしてその役割を発揮していくことを阻むものがあれば、それを変革していくこともみなさんに、プロとして求められている役割の一つです。

子育てにおける専門的な対人サービスを売り物にかえる子育て新システムには反対です。保育士さんの人件費は保障されなければなりませんし、保育に余裕が持てるような人員増ももちろん必要と考えます。それを実現するためにも、皆さんと一緒に声を上げる仲間=組合員を増やしてもらい、その声を、共通する敵と闘っている多くの仲間に知らせていくことがとても大切だと思っています。

介護保険に引き続き、保育も制度的には福祉に市場原理を持ち込むものとなってしまいそうです。内容としてこれまで保育運動が積み上げてきたものまで後退させない運動が本当に重要と思います。今が踏ん張りどころですね。

               尾崎 望
 
 
お忙しい中 思わぬお返事がいただけました。
ありがとうございます。
9日の左京支部旗開きでみんなに返したいと思います。そして、10日のNOZOMUと世直しスタートダッシュ集会では、司会にエイサーに現場からの話など 左京支部あげて尾崎望知事実現へ 盛り上げたいと思います。
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日曜日には こんな楽しそうな集会もあるそうです。
 
 
 
 
 

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