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2012年4月1日日曜日

民営化で保育が良くなるの?


31日年度末の日、市営保育所の今後のあり方に関する基本方針(仮称)」(案)に対するパブリックコメントの締め切りだった日 職員会館かもがわで明星大学の垣内国光先生のお話を聞きに行きました。
市営保育所保護者会連絡会さんと京都市職労民生支部さんの合同緊急企画です。

年度替わりで新年度準備に時間がかかり、半分ほどお話を聞けなかったのが残念でならないほど、とても力のこもった、力の湧き出るお話でした。
レジメをそのまま載せたいぐらいです。以下は抜粋

Ⅰ どんな子を育てたい? 保育園は地域の重要無形文化財
Ⅱ 民営化は何をもたらすか 民営化で保育の質は必ず下がる
                   民営化は子どもを傷つけ人間の絆を壊す
Ⅲ 民営化の運動をすすめる際の留意点 行政説明責任を果たさせる
                           「もう決定したことですから」にだまされない
                           父母と保育者は連帯して 地域自治体全体の問題に
Ⅳ 京都の民営化はどこか問題か 審議になぜ当事者を参加させないのか
                       京都市はすでに十分 民営化されている
                       恣意的な数字 
                       自治体加算は当然 京都市は貧しすぎ
                       京都市がとるべき途
まとめにかえて 勝てそうだからがんばり、勝てそうでなかったらがんばらないのではなく、子育ての主権者として、この子たちに恥じない父母として生きる!


京都市の審議会で出された数々の数字について、パッと見ておかしいと 卑劣な操作のものと私はわかった。たとえば、公立保育士の給与が高いというが、長く働きつづけられてるということやし、異なるものを比較、市営保育所の3割が非正規保育者らしく、それは入っていないこと。もひとつ、児童一人あたりの費用の格差をいうが、公立は費用のかかるゼロ、1、2歳児比率が高いので当然。
まともな、政令市として審議会に出す数字ではない、どうせわからんやろと出してる…とも。
しかも、当事者である保護者が一度も審議の場で発言できないのも異常。決まったから従いなさいという姿勢だと…。

も~聞いてて 市長選挙の悔しさがこみ上げました。

運動に損はない!一生懸命生きている子どもたち、毎日保育園に行ってくれる子どもたちのためにがんばりましょう!と、お帰りになるギリギリまで荷物を片付け、コートを着ながら質問に答えてくださりました。

行動提起では「京都子ども未来ネット」(仮称)準備会のよびかけがされました。
①市営保育所のあり方から京都の保育について考える
②全てのこどもが保育を受け発達する権利を保障する
③待機児童をなくしすべての子どもに平等に保育を保障する
④「子ども子育て新システム」から京都を守る
⑤以上の目的を実現するために学び、交流し、運動する
の5つを目的とする幅広の団体のようです。

垣内先生はこうもおっしゃいました。京都市は姑息な数字の操作なんてしてないで、待機児童をなくす!この大道を貫くべき。





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