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2013年7月16日火曜日

公開質問状の回答 京都地本さんブログより

参議院選挙候補者からの公開質問状の回答がありました。

福祉保育労は今度の参議院選挙は福祉や保育に関わる私たちの切実な要求が実現できる絶好のチャンスとして積極的に選挙に関わることを呼びかけています。その一環として、参議院京都選挙区に立候補された全ての候補者に「公開質問状」を送りました。その結果、日本共産党の倉林明子候補とみんなの党の木下陽子候補から別紙のような回答が寄せられましたのでお知らせします。なお、それ以外の候補者からは回答期日(7月10日)までに回答がありませんでした。



日本共産党 倉林明子 候補


< !--[if !supportLists]-->税と社会保障の一体改革に「反対」

自民・民主・公明が2012年、3党合意で強行した「社会保障と税の一体改革」は、消費税を引き上げる一方、年金・医療・介護などあらゆる分野で国民に負担増・給付削減を押しつける“一体改悪”計画であり、反対です。とくに消費税増税と一体に可決した社会保障制度改革推進法は、国・地方の社会保障費を恒久的に削減する「改革」を政府に義務づけた悪法です。

②待機児童対策としての企業参入と規制緩和に「反対」

 安倍政権がすすめようとしている「待機児童解消」策は、株式会社の保育参入を促進するもので、保育士の配置や面積基準などの引き下げも検討しています。「安心して預けられる認可保育所を」という父母の願いにほど遠く、国と自治体の保育に対する責任を後退させるもので、反対です。安心して預けられる認可保育所を、国の責任で緊急・集中的に整備します。

③軽度者の保険外しや保険料・利用料に値上げについて「反対」

 13年を迎えた介護保険は、社会保障切り捨て政治の結果、当初の「介護の社会化」「利用者本位」というスローガンにほど遠く、痛ましい事件や行き場のない「介護難民」など、危機的状況です。「軽度者の保険外し」や「保険料・利用料の引き上げ」はこれに輪をかけるものです。サービスの取り上げをやめ、保険料・利用料の負担減免と、制度の抜本的見直しを進めます。

④障害者雇用促進法によって障害者雇用が「推進する」

「改正」された障害者雇用促進法は、精神障害者の雇用義務化が位置づけられ、障害者であることを理由に不当な差別的扱いをしてはいけないという規定に、一部の難病患者が含まれるなど、その限りでは、障害者雇用の促進につながる面もあります。ただ、精神障害者の雇用義務化は5年後実施とするなど限界も多く、障害者のはたらく権利を守る一層の整備が必要です。

⑤福祉人材確保、学童保育・児童館労働者の処遇改善に対する回答

福祉現場の人材不足が深刻なのは、低すぎる賃金など労働条件が劣悪だからです。処遇や研修体制を改善し、国の責任で介護職の養成にとりくみます。介護職一人月4万円賃金アップの実現を国庫負担の投入で求めます。とりわけ賃金が低い学童保育・児童館職員の殊遇改善を自治体に求めるとともに、国に地方公務員給与削減攻撃をやめ、自治体へ援助するよう求めます。


⑥非正規労働者の処遇改善に対する回答

ヨーロッパでは、有期雇用、非正規雇用は特殊な場合に限定し、正社員との均等待遇を保障しています。私は、正社員が当たり前の社会をめざし、非正規労働者についても、賃金や有給休暇などの労働条件について正規労働者と均等待遇にするよう法改正をおこないます。また、労働者派遣法を抜本的に改正し、派遣労働者保護法をつくります。

                                                                            以上。



みんなの党   木下 陽子 候補


①税と社会保障の一体改革に「賛成」

 国民の利便性を向上させるとともに、厚生年金保険料の徴収漏れ防止、社会保険未加入事務所の「消えた保険料」等の徴収確保を実現する。


②待機児童対策としての企業参入と規制緩和に「賛成」
 仕事と子育ての両立の受け皿として、保育所等を増設。保育の質を維持しながら株式会社含めた保育所等の規制基準の緩和、准保育士の導入や保育士要件の規制緩和、事業所内託児所設置等をパブリックコメントを通じて評価し、地方自治体への権限と財源の移譲によってこれらを実現する。


③軽度者の保険外しや保険料・利用料の値上げについて「賛成」

 介護者一人一人の実情に合った支援を充実させるべき。


障害者雇用促進法によって障害者雇用が「推進する」
 障害者の職業の安定を図ることができるから。


福祉人材確保、学童保育・児童館労働者の処遇改善に対する回答
 安定した賃金と休みの確保


⑥非正規労働者の処遇改善に対する回答
 介護職員の待遇を継続的に改善。正規・非正規・派遣等の就労形態による格差を是正する。
                                                                            以上。

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