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2013年10月22日火曜日

今でしょ!リレー宣伝 全国からつないで左京支部

22日は 公的保育を守るのはいつ?今でしょ!全国リレー宣伝 京都WEEK 二日目左京支部でした。京都WEEK初日は 北・上支部。その横断幕を引き継いで、5時45分から6時半まで、高野のイズミヤさん前で宣伝、署名行動をしました。
8分会から22人の参加。A保育園の園長先生もかけつけてくれました。

ぐりぐらのおなじみの帽子をかぶって、風船もって ビラもって、署名を訴えました。
もちろん 福井県から(前の記事は滋賀県と思ってましたが)リレーされた 横断幕を掲げてです。

訴えは参加した8分会全部から、それぞれ自分の言葉で訴えました。パンダのまま訴えたのは児童館の二年目職員です。

その訴えを聞いて、「署名をします」と近づいてきてくれる方もいはります。うれしいです。勇気を出して、「署名をお願いします」と声をかけて、きちんと話が伝わって署名をしてくれるまでには、今の保育現場のこと、新制度で予想される保育園や学童のことを伝えなくてはいけません。道行く人にあちこちで声をかけて、署名をしてもらっている光景があちこちでありました。




訴えを しっかり用意してきた分会さんもあったので、原稿をもらいましたので、載せさせてもらいます。

トップバッターの保育園で非常勤で働く彼。
私は、左京区の保育園で働く保育士です。今は非常勤として働いていて2歳児クラスの担任をしています。わたしが日々保育する中で保育園に無くてはならないと感じるのは、給食室です。毎日給食室からただよってくるおいしそうなにおいをかいで、こどもたちと「今日の給食なにかな~?」と考え会話するのは、とても楽しいです。私が思う給食室が必要だと思うところは、まずアレルギーの対応です。私のクラスには食べ物のアレルギーを持つ子どもがいるのですが、そのアレルギーに対応した給食を作っていただいています。また、その日に体調の悪い子どもには、体調に合わせた給食を作っていただけたりもします。食育の面でもとても重要で季節ごとの旬の食べ物を給食に入れることにより子どもたちに季節を感じてもらえるような給食を毎日 考えていただいたり、子どもたちが自分で育てた野菜などを給食で使ってそれを食べることで食育につながっています。また、給食室はクラスとは別で子どもたちがほっこりできる場所でもあり、給食室の先生との会話を子どもたちもとても楽しそうにしています。そんな保育園にとってとても重要な給食室が、今度国が実施しようとしている新制度により、保育園からなくなる危険があります。なぜなら新制度により保育に企業が参入することが認められます。それにより企業は利益を求め、給食は系列の業者に外部委託し、給食を外部より搬入してくるシステムをとることが予想されます。それにより保育園から給食室がなくなり、調理師の職員、栄養士の先生が解雇されることも考えられます。こんなことが起こる可能性のある新制度を実施させるわけにはいきません。保育園で子どもたちを保育するうえで、とても重要な働きをしている給食室をなくさないために、そして保育の質を下げかねない新制度実施に私は反対します。以上で私の発言を終わります。

これまた若い保育士の彼女。
いま、福祉の充実が求められているにもかかわらず、「基本は自助」と、自己責任を強調し 国民の権利であるはずの福祉を厳しく抑制しようとする動きが急速に強まり具体化してきています。私は保育園で保育士をして働いています。子どもたちと日々接する中で、こんなことを大切にしたい、こんな保育をしていけたらいいな と思うものの実際には人手が足りなくて、丁寧に関わりたいけれど一人ひとりの子どもたちを見てあげることができないです。そのわりに私たちに求められていることは増え、給料は下がり、肉体的にも精神的にも疲弊してしまう現状です。また、国の動きとしても保育を市場化、保育に格差をもたらす内容になろうとしています。実際に待機児童解消のために、保育園を作らず 詰め込ませたり市場化して 直接契約を結ばせようとしたり、家庭的保育事業で一時しのぎをしたり。国の責任を放棄しているとしかいえません。必要な人が必要な福祉をうけられないなんておかしいです。憲法にもあるように「健康で文化的な最低限度の生活を営む権利」が私たちにはあります。自分の生活を思うと これも不安です。保育園で働き続けられるのか?生活していけるのか?まだまだいろいろありますが、私は権利としての福祉実現を求めます。

もうひとつ保育士の方。
私は民間の保育園で働く保育士です。私たちの働きがいは毎日のちょっとした子どもたちの成長、すてきな姿の発見、そしてそれを保護者の方たちと共感できること。子どもを真ん中にあったかい子育ての輪が広がることです。そしてそれは、少しずつお互いを知り合い、わかり合い、人間関係を大切に育んでこそ生まれてくるものだと思います。そんな保育を毎日つむいでいきたいと私たちは願っています。私の勤める保育園は60人定員で少人数ならではの 家庭的で落ち着いた雰囲気の中、保育者は60人すべての子どもの育ちを見守ることを基本に 食べることは生きること、生活する力を大切に と様々な栽培活動やクッキングをはjめ 自然豊かな環境を生かした実体験のなかから共に共感しあい育ち合う…ということを大切に毎日保育をしています。それがもし新しい「子ども子育て支援新制度」が導入されたらどうなるのでしょうか?現状では朝8:30~夕方5:00までの時間はどの子にも保障されています。それが介護保険のように親の就労にあわせた認定度で保育時間に制限ができてしまうと、登園してくる子どもたちもAちゃんは8時間、Bちゃん6時間利用なので、10時から登園。Cちゃんも時間利用だけれど8時から2時までの利用…と、ばらばらになることで子どもたちの落ち着いた環境保障はできなくなります。そして、そのばらつきのある子どもの利用時間や人数に応じて保育者の配置も短時間のぶつ切れ勤務になり、継続的に子どもの育ちを保障することも困難になり、子どもを真ん中にして お父さんお母さんと子どもの成長を喜びあったり 創りあったりすることもできなくなります。~中略~保育園というところは、人と人とがつながり育ちあうところです。あすの日本を支える子どもたちを大切に…とか言いながら国の責任を放棄してお金をかけずにむしろ保育・福祉を企業のお金儲けの対象にしようといている、今の国の考えに断固反対です。子どもたちがこどもらしく成長し、そして毎日笑顔で生活できるような保育園をこのまま残してほしというのは贅沢な願いなのでしょうか?私は、今以上にもっと福祉・保育にお金を使ってほしいと思います。諸外国の福祉・保育の制度をもっと見習ってほしいと思っています。子どもたちが人を信頼して(甘えたりだだをこねたりしながら)ありのままの自分で一歩を踏み出し、力を発揮していけるような時間と落ち着いた環境が保障できる保育園を守り続けたいです。あすを生きる子どもたちを守るために、がんばります。どうかみなさんも力を貸してください。よろしくお願いします。

執行委員長さのけん。

安倍政権のもとで 社会保障制度がどんどん切り崩されていくことへの怒りと不安を、せつせつと力強く 訴えました。弱い者の味方で、弱いものいじめを許さん!という パワーがみなぎる訴えでした。

「急やったけど、こんなに集まってよかったー。若い人たちががんばってやれてる。ほんま、現場が厳しい中、みんながんばってる。今日はよかったー。」と、段取りから司会進行までやりきった 署名担当Fちゃん おつかれさま。みんなで この秋の闘いのひとつ、署名を楽しんでしましょう。


参加された組合員さん、園長先生 おつかれさまでした。
全国をつなぐ、横断幕グッズを届けてくれた 地本委員長さん ありがとうございました。
京都WEEK 明日からは 台風の影響でお天気が心配ですが、よろしく つなが~れ。




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