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2013年2月5日火曜日

京都労働者学習協議会さん 春の情勢セミナー

先日の臨時大会での発言にもありました、組合加入に結びついたところの一つになっている 学習協さん。春の情勢セミナーが始まっています。
出遅れましたが 今週7日の「社会保障充実が切り開く展望ー労働組合の役割とは何か」立命の唐鎌直義さん。これ聞きたいので申し込み中なのですが、その後の…
13日 「春闘の歴史ー労働と資本 対決の構図」 
20日 「財界の春闘戦略ー賃金闘争の原則とは、闘いの前進とは」
27日 「非正規雇用と労働運動ー若年労働者の主体と抵抗」
これが行けないので、また集団受講にして どなたか参加してくださいよ。

憲法入門コースへのお誘いの文がよかったのでそのまま…。
学習協さんHP http://kyoto-gakusyuu.jp/

■■みんなの憲法入門コースへのお誘い
青年が平和をまもり、憲法は青年をまもる
井ヶ田良治・京都学習協顧問
今から68年前日本は長く続いた戦争に敗北し、全面降伏いたしました。闘いは
止み、それ以後今日迄日本の青年が日本国の命令によって他国の人を襲って殺すと
いう事は一件もなかったと胸を張って誇る事が出来ます。徳川幕府が預かっていた
日本の統治権を天皇に返し、新政権が王政復古を宣言した慶応3年(1867)か
ら77年間のうち、最初期には戊辰戦争とよばれる国内戦、各地の不平士族の鎮圧
戦が引きもきらずに続きました。不平士族の鎮圧戦争は明治10年の西南戦争まで
続きました。内戦ともいえる戦争はその後はみられませんが今度は対外的な戦争が
目を牽きます。統一国家を作るために、南は沖縄の琉球王国に武装警官隊を派遣し
強制的に屏呑してしまいました。北ではアイヌの住まう蝦夷地を没収して日本領北
海道としました。「大日本帝国」は朝鮮半島を日本防衛の前線とし、富国強兵に狂
奔しましたが、その特徴は、幕末以来の日本は「朝鮮は日本の生命線」と称し、後
には「満蒙は日本の生命線と言って、本土防衛ラインを朝鮮半島から北支へ、さら
に内蒙古へと拡大していったのです。防衛といって侵略したといわれても反論でき
ません。
明治の日本は欧米文明に学び、富国強兵をモットーに近隣諸地域への侵攻を進め
ましたが、その根底には封建的社会に特有な封土拡大欲が近代国家の領土拡大欲に
姿を変えて潜んでいたことを物語っています。度重なる戦争がいつも第一線現地の
指導者の暴走から始まっている事実も注目されるでしょう。こうして明治8年の江
華島事件は韓国領海への日本軍艦の侵入に始まる事件で、以後日本の軍隊が日本の
外に派遣されていなかった年は1945年の敗戦まで1年もなかったと思われます。
日清戦争は日本軍の王宮占領から始まり、日露戦争は宣戦布告の2日前の仁川上陸に
始まっています。宣戦布告詔書が発布されるより1日早く真珠湾を攻撃したアジア・
太平洋戦争の時と同じ手口です。
戦争というのは、自分の意思を押し通すために、反対の相手を傷つけ、あるいは
相手を殺す行為です。殺す相手に何の恨みがあるわけでもありません。恨みもなく。
自分が殺した相手が誰かわからないことが多いでしょう。
戦争による人間性の破壊の恐ろしさは敗戦の時にまだ生まれていなかった若い人
にはなかなか実感できないでしょう。日本国憲法は敗戦直後の戦争の記憶がまだ生々
しい時に作られただけに、その「前文」をはじめとして、侵略戦争と国際及び国内
における強権国家の非人間的な苦い体験の反省を格調高く歌い上げています。
日本国憲法は人類の世界史的発展の成果を基礎に、人間尊重思想の歴史の本流に
従い、日本の知識人の識見をも参照し、国会の修正・審議を経て成立したものです。
その意味では日本だけでなく、世界中の国々も範とするに足る憲法です。世界平和
は日本国憲法から生まれるに違いありません。
とにかく、声を出して読んでください。昔の人が論語の素読を繰り返したように
仲間と一緒に読んでください。若い皆さんの未来が平和な世界でありますように。

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