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2013年5月12日日曜日

左京区の保育環境を考えてみよう。二回目

10日 左京区の保育環境を考えてみよう。の二回目に参加しました。
一回目は3月に 二年後の新制度を見越した待機児童解消対策としてできる 小規模、家庭的保育が始まる前に、左京区にあるいろんな 保育環境をみんなで情報を共有することで、子どもの最善の利益につながるような環境を考えていこうと集まりました。
それから、小規模、家庭的、認可外、共同学童、昼間里親、つどいの広場と見学させていただく機会に恵まれ、今回の二回目となりました。

見学させていただき二回目のビラをお渡しさせてもらった認可外保育園の方も参加していただけました。そして60年近く京都の保育を守って1000人近い子どもたちを送り出してこられた昼間里親さんも来られました。民間園長、保育士、保護者、左京子育てネット、学童保護者、学童市連協、京保連会長さんなど、集まって 主に認可外保育園や里親さんのお話を聞く時間となりました。

「利用されている方がお金の心配なく、希望する施設に預けられるようにしたい」「新制度に向けてどうしていったら地域の子どもたちにとっていいのかいろいろなところに出かけて行ってお話を聞いて考えていきたい」「働いていただいている方が定着してもらえるのが、子どもたちにとっても施設にとってもいい条件となってよりいい保育環境になる」と、認可外保育園の方。そうはいっても本当に多様な保護者のニーズに応えてこられていて続けるためには、行政からの補助金なしではきつい。I保育園にも時々 保育園へのお迎えに来られていらっしゃるそうで保育士さんとはお顔がつながっていました。民間保育園では対応しきれない保護者の就労形態がある中、認可外保育園を利用されている方があるのです。もちろん日曜祝日などのお仕事の方はたくさんおられて、その方も利用されています。ここのところを公的に就労保障できる子どもの環境ってどうしたらいいんでしょう?

里親さんも、なくてはならない施設として続けてこられています。数十年前は保育園の0歳児の途中入所はなく、今のように育休制度もない中、里親さんにまず預かっていただいて働いてきた方がたくさんおられるようです。公的な保育園の制度が現実にあわない中 それを補う役割としての里親さんがあったのですね。民間保育園よりも少ない補助の中、おうちでされてる分 随分「身だし」をされて運営せざるを得ない状況で続けてこられたそうです。二年後の新制度で家庭的保育事業に移行しようというのが市の方針の中 意見したいところがあるそうです。

認可外保育園や里親さんで働く方の条件も気になるところです。

学童や児童館でも、制度がしっかりない中 同じような状況があります。住んでいる地域によって過ごす環境に違いがあります。学童クラブや児童館がない地域もあります。待機児童はありませんという市長さんですが、100人以上詰め込んだ学童があったり、バスに乗ってまで行かないとか、もう一人で留守番させとこって思ったりして保育園には行っていたから保護者さんも預けたいけど、いろんな条件でもういいやってやめてる人がいるのではないでしょうか。安心して働けることと子どもがのびのびと過ごせる発達の保障が大事です。

まだまだ 左京区の子どもたちをめぐる様々な環境を知ることが必要と感じました。幼稚園、おうちで過ごす子どもなどなど。そんな中からどんな環境が子どもたちにとっていいのか、そのために足りないものはなにか?どこに声をあげて要求したらいいのか…。待機児童解消のための国の新制度や加速化プランなどが出る中、京都市の動きも注視しながら交流して発信できる場となればいいです。次回も引き続き…です。

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